- 顔のシミがだんだん増えてきた
- 顔のシミのせいで老けて見られる
- 妊娠や出産後シミが急に増えた
- シミが濃くなってきた
こんな悩みを抱えていませんか?
老け見えの原因のひとつ「シミ」
シミに悩む方のためにシミの原因、シミを消す方法をご紹介します!
顔のシミの原因
シミの主な原因は「紫外線」です。
長年紫外線を浴び続けることで肌がダメージを受け(光老化)、皮膚細胞の再生能力の低下、メラニンを外に排泄する力が弱くなってしまいます。
引用:くすりと健康の情報局-シミの症状・原因
そのほかに、
- 加齢
- ストレス
- ホルモンのバランス
- タバコ
などの要因もシミができる原因のひとつです。
シミができる仕組み
シミができるのは肌のターンオーバー(新陳代謝)が何らかの原因で遅れ、正常に行われず、排出しきれなかったメラニン色素が皮膚内で沈着してしまうせいです。
- 加齢
- ストレス
- ホルモンのバランス
- タバコ
などは老化を促す活性酵素を増やします。活性酸素はメラニン色素を生成するメラノサイトを刺激して、メラニン色素を過剰に生成させます。
メラニン色素が増えすぎて排出しきれないことがシミの原因となるわけです。
不規則な生活、過労、冷えなどで血行が悪くなってもターンオーバー(新陳代謝)のサイクルが遅くなります。日頃から規則正しい生活を送るように心がけましょう。
シミの種類
シミの種類は大きく4つに分けられます。
老人性色素沈着(日光黒子-にっこうこくし)
シミのほとんどは紫外線ダメージでできる老人性色素沈着です。
顔以外でも手、前腕などの露出部に多くでき、薄い茶色が次第に濃くなります。
肝斑(かんぱん)
肝斑はホルモンバランスの崩れによってできるシミです。妊娠や出産、経口避妊薬、精神的なストレスでできることもあります。
ほほ骨や目じりの下あたりに左右対称にあるシミは肝斑の可能性が高いです。色は薄い褐色で輪郭がはっきりしないのが特徴です。
妊娠や出産後に急にシミが増えてきた、というときは肝斑の可能性を疑ってみましょう。
炎症性色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)
炎症後色素沈着とは名前の通り、肌の炎症によってできるシミです。
肌の炎症が収まったあとに茶褐色のシミとして残ります。主な原因はニキビ、やけど、虫刺され、湿疹などです。
そばかす(雀卵斑-じゃくらんはん)
そばかすは遺伝的なもので、色白の人に多いです。
ほほ骨、鼻のあたりに茶色の小さいシミが広がっているのがそばかすの特徴です。
シミが濃くなるのはなぜ?
紫外線や加齢によってシミは何もしなくてもどんどん濃くなっていきます。
気をつけたいのは、ケアの仕方が間違っていてシミが濃くなっていく場合です。
美白化粧品には夜用と昼用の商品がありますが、夜用のものを昼に使ってしまうと、紫外線への抵抗力が低くなりシミを濃くしてしまう、といったことがあります。
使用量や使用頻度なども同じです。早くシミをなくしたいと思って多く使うと、過剰なケアが刺激となってトラブルを招くこともあります。
自分で勝手に判断せずに、使用方法をきちんと守ることが大切です。
[box class=”yellow_box” title=”シミの原因まとめ”]シミの主な原因は紫外線。そのほかに、加齢、ストレス、ホルモンバランス、タバコも老化を促す活性酸素を増やす要因。ターンオーバーが乱れることがシミができる原因なので日頃から規則正しい生活を送ることが大事。[/box]
顔のシミを消す方法5選
顔のシミを消す方法を5つご紹介します。自分にあった方法を続けることが大事です。
食べ物
シミの予防に効果的な食べ物は、抗酸化作用のあるビタミンA・ビタミンCを含む食材です。
ビタミンC
コラーゲンの合成に必要。鉄の吸収を高める。抗ストレス作用を持つ副腎皮質ホルモンの合成を促進。
抗酸化作用。しみのもとである黒色メラニンの合成を抑える。ビタミンA
皮膚や喉、鼻、消化器官などの粘膜を正常に保つ。薄暗い場所に目が慣れるのに関与し、夜盲症を防ぐ。
ビタミンAには、動物性食品に含まれるレチノールと、主に植物性食品に含まれ「プロビタミンAカロテノイド」と呼ばれるβ-カロテン、α-カロテン、β-クリプトキサンチン等とがある。
ビタミンCとビタミンAを含む食材を食べてシミ予防しましょう。
[box class=”green_box” title=”ビタミンCとビタミンAを両方含む食材”]
- ほうれん草
- ニンジン
- パプリカ
- ブロッコリー
- 小松菜
- かぼちゃ
- トマト
- 春菊
[/box]
そのほかにポリフェノールの一種のエラグ酸やレスベラトロールが含まれる食べ物もシミ対策として効果的です。
[box class=”green_box” title=”エラグ酸を含む食材”]
- くるみ
- ザクロ
- クランベリー
- ラズベリー
- イチゴ
エラグ酸は美白成分として厚生労働省の認可を受けている成分です。メラニンの増加を防止する働きがあります。
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[box class=”green_box” title=”レスベラトロールを含む食材”]
- ココア
- 赤ワイン
- ブドウ
- アーモンド
- ピーナッツの皮
レスベラトロールはポリフェノールの一種でメラニンの生成を抑える働きがあります。
[/box]
参考:調査研究報告書 既存添加物の安全性の見直しに関する調査-厚生労働省
運動
シミと運動は一見関係ないように感じますが、実はお肌の健康にとって運動は欠かせません。運動もシミ改善の重要なケアの一つです。お肌のために運動して新陳代謝を活性化させましょう。
新陳代謝を活性化させる効果的な運動は有酸素運動です。
ウォーキングは身体への負担が少ないので普段運動をしていない方でも気軽に始めやすい運動です。血流促進効果が抜群なので血流やリンパの流れがよくなり、お肌の健康にとても効果的です。
ヨガやストレッチなども全身の血流をよくするのでオススメの運動です。
美白化粧品
美白化粧品の美白成分にはたくさんの種類があります。成分の特徴と種類をきちんと理解して使用しましょう。
シミを薄くする成分
- ハイドロキノン
- ビタミンC誘導体
メラニン生成の指示を阻止しながらメラニンを薄くする効果がある成分
シミを増やさない成分
- アルブチン
- ルシノール
- エラグ酸
- プラセンタエキス
- カモミラET など
メラニン生成を指示する情報伝達物質に働きかけ、メラニン生成を阻止する効果がある成分
美白化粧品は基本、できてしまったシミに使うものではなく予防するためのものです。シミができていなくても美白化粧品を使い、シミができる前にしっかり肌を守りましょう。どの美白化粧品を使っていいか迷ったときは、美容液を毎日のケアにプラスするのが取り入れやすくてオススメです。
ピーリング
肌の代謝を促すために、古い角質を取る方法です。ピーリングすると血流が改善され、肌の透明感がアップします。
頻度の目安は週1回です。自分で行う場合は石鹸タイプがオススメです。少しでも異常を感じたら病院で相談しましょう。
[box class=”green_box” title=”ピーリングのポイント”]
- 肌の調子を見ながら行う
- AHA(フルーツ酸)という成分が含まれるものを選ぶ
- ピーリングの後はしっかり保湿する
[/box]
サプリメント・漢方
ビタミンA
皮膚や粘膜を健康に保ち、抗酸化作用がある
ビタミンC
コラーゲンが合成されるときに欠かせない成分。ストレス緩和や免疫力を強化する効果もある。過剰摂取の心配はないが、サプリメントを一度に大量摂取すると下痢、嘔吐、発疹がみられることもあるので注意。
レスベラトロール
ぶどうに含まれる抗酸化力をもつポリフェノールの一種。メラニンの生成を抑え、肌に潤いとハリを与えます。
時間がない人・確実に結果を求める人
顔のシミを消す方法をご紹介しましたが、
- 結婚式や特別なイベントが控えている
- 今すぐシミを取りたい
- シミが濃くなってしまっている
という方は、自分で行うケアよりも即効性のあるプロの力を借りることをオススメします。
皮膚科
皮膚科は皮膚疾患の治療が目的になるので、保険適用になるのは、厚生労働省が許可したものに限られます。レーザー治療の一部と飲み薬の処方が保険適用されます。
ただし、外傷性色素沈着や太田母班や異所性蒙古斑などのケガや生まれつきの病気だけが対象になります。美容目的の場合は保険適用外になるので注意しましょう。
皮膚科でも、保険適用外の治療だと保険適用外の薬や医療用のレーザー治療を受けることができます。美容目的のシミ治療も含まれます。
レーザーの施術直後はレーザーを当てた場所は火傷と同じ状態なので、肌色のテープを張って施術部位を紫外線から保護します。1週間程度はかさぶたのような状態で、かさぶたが取れた後は赤みがだんだんと引いていきます。
かさぶたがはがれた後は軟膏を使用しながら、UVケアをしっかり行わなければいけません。
美容皮膚科
美容皮膚科と皮膚科の違いは、皮膚科は病気・疾患の治療をする、美容皮膚科は美しくなることを目的とした治療をする、という違いです。
治療だけでなく、「さらにキレイな肌になりたい」とお考えの方は美容皮膚科を選択するといいですね。注意したいのは、美容皮膚科での治療はほとんどが保険適用外になるということです。
費用皮膚科では、一般的な治療に加えてより効果が得られる施術セットで提案するクリニックもあります。
ピーリング
専用の薬剤を顔に塗り、古くなった角質を除去します。毛穴のつまり、汚れを改善して、肌のターンオーバーを正常にします。
フォトフェイシャル
皮膚に有効な光を当てて、肌のハリ、キメ、くすみやシミ、ニキビを改善します。ピーリングとセットで行うとより、効果が得られます。
エステ
エステと一言で言ってもたくさんの種類があります。今回はたくさんあるマシンの中からシミに効果的なエステのマシンをご紹介します。
ピグメンテーション
ピグメンテーションは高周波のレーザーや強い電流ではなく、特殊な周波数と低温(47℃程度)でメラニンを凝縮し、代謝によってメラニンを押し出してアカ化して排出させるシミケアマシンです。
従来のシミケア方法のような強い痛みや火傷の心配がいらない安心で安全なシミケア方法です。
セルフエステ
現在セルフエステではシミケア可能なマシンが導入されているサロンがありません。
セルフエステは最近急成長中の新しいエステサロンです。
従来、1回1万円程度かかっていたエステの施術が、自分でマシンを使って施術することで、月額の定額制で通いたい放題になるというスポーツジムのようなシステムのエステサロンがセルフエステです。
シミケア可能なマシンが導入されればエステサロンよりもお得に通うことができるのでセルフエステサロンのこれからに期待ですね。
セルフエステサロンについて詳しくはこちら→
顔のシミまとめ
顔のシミのほとんどの原因が紫外線です。
日頃から紫外線対策を怠らないように心がけましょう。
参考文献
[1]おうちケアで-5歳の肌になる美肌BOOK:リベラル社発行
[2]体の悩みを解決!ずっと元気に!サプリメント健康事典
一般社団法人 日本サプリメント協会 監修/NPO日本抗加齢協会:集英社発行