薄着の季節になると、気が抜けないムダ毛の処理。腕や脇などの自己処理はポピュラーですが、夏に向けてアンダーヘアの処理についてモヤモヤを感じている女性は少なくないのでは?
海外では、ムレやかゆみ、匂いなどの衛生面から「アンダーヘアの自己処理は当たり前」という考え方が主流。一方日本では、日本独特の奥ゆかしさからか「みんなどうしているか気になるけど聞けない」というケースが多いようです。
でも、自己流で間違ったアンダーヘアの処理を行っていると、「肌荒れ」「黒ずみ」などを起こす原因となってしまうんですよ!
そこでこの記事では、自分でできる正しいアンダーヘア処理方法や、メリット・デメリットを詳しく解説。「肌を傷めずお手入れしたい」「失敗したくない」という人はぜひ参考にしてみてくださいね♡
Contents
アンダーヘアを処理するメリット
「V,I,Oってどの部分?」「処理ってどうしてる?」など、友達に聞くに聞けないあそこの毛事情。年齢によってはアンダーヘアの自己処理に対して消極的な人もいるかもしれませんが、美容脱毛サロン『ミュゼプラチナム』による調査によると、脱毛経験のある女性の何と87.5%以上の人達がアンダーヘアをお手入れしているというデータが出ています。
美容脱毛専門サロン「ミュゼプラチナム」の調査では、脱毛経験のある女性の「アンダーヘアのお手入れ率」は87.5%以上でした。10人に8人以上の方が、サロンでの脱毛や自己処理でアンダーヘアのお手入れをしています。
また、男性のおよそ6人に1人が、女性のムダ毛に幻滅してしまった経験があるというデータもあります。
え!10人に8人以上の人がアンダーヘアのお手入れをしているなんて驚き! 黙っているけど、みんなしっかり処理してるんですね!
意外にほとんどの女性がアンダーヘアを処理している事実は分かりましたが、一体どのようなメリットがあるのでしょうか?
メリット① ムレ・かゆみの軽減
アンダーヘアが生えていると、ショーツ内の湿度が高く通気性が悪くなってしまうため、ムレやすくなってしまいます。特に生理中はムレやかゆみなどの不快感が増してしまいます。そのため、アンダーヘアのお手入れはムレやかゆみの軽減につながります。
メリット② においの軽減
アンダーヘアがあるとムレやすくなるため、デリケートゾーンのにおいがきつくなる原因にもつながります。アンダーヘアを処理して通気をよくすれば、においの軽減が期待できます。
メリット③ ファッションを楽しめる
アンダーヘアは、「硬い」「太い」「縮れている」という特徴があります。そのため、せっかくかわいい下着や水着を着ていても、アンダーヘア部分がごわついてしまったり、毛がはみ出てしまったりする可能性があります。アンダーヘアのお手入れをきちんとしておけば、着たい水着や下着を、直前に慌てることなく身に着けられ、ファッションをより楽しむことができます。
アンダーヘアを処理するデメリット
アンダーヘアを処理するメリットが分かったところで、次はデメリットについて見ていきましょう。
デメリット① 温泉などで恥ずかしい思いをする場合がある
欧米では、アンダーヘアをなくす習慣がなじんでいますが、アジアをはじめ日本ではまだそのような習慣はポピュラーではありません。毛量や長さを整える程度であれば違和感はありませんが、アンダーヘアが全くないと、温泉や婦人科などで他人の目が気になったり恥ずかしく感じて後悔する人も中にはいるようです。
デメリット② 肌を傷める可能性がある
デリケートゾーンの皮膚は非常に薄く、とてもデリケート。そのため、カミソリなどで自己流のお手入れをしてしまうと、肌にダメージを与え、色素沈着の原因になってしまう場合があります。
デメリット③ 見えない部分の処理が難しい
IラインやOゾーンは自分で直視してお手入れできないので、自己処理が難しいのが難点。難しい体勢で処理をする必要が出てくるので、苦労や危険が伴います。また、自分では剃り残しができたり、カミソリで傷付けたりする場合もあります。
アンダーヘアを処理することで、衛生面・ファッション面にもメリットが多いことは分かったけれど、お手入れ法を間違えると、肌をかえって傷つけてしまう可能性があるから注意が必要ね!
自分でできるアンダーヘアの処理方法は?自宅でできるお手入れ方法を紹介
「アンダーヘアをお手入れしたいけれど、他人に見られるのは抵抗がある」。そんな“自宅ケア派”が、肌を傷めず安心してお手入れできるおすすめの処理法を、ここではいくつか紹介します。
ヒートカッターで処理する場合
ヒートカッターの電源を入れ、処理したいムダ毛の毛先を少量つかみ、切っていきます。このとき、ヒートカッターを近づけすぎると火傷をする可能性があるので、肌から少し離してカットすることが重要です。一通りカットしたら、全体のバランスをみて整えましょう。
ヒートカッターは、ある程度毛の長さを残して少しずつ処理できるのが特徴。熱した鉄線で毛を焼き切るので、毛先が比較的丸くなり、チクチクしにくいというメリットがあります。そのため、慎重さが必要でショーツに触れる部分のIゾーン(ショーツを履いたときにクロッチ部分が当たる部分)の処理に適しています。
ただ、ヒートカッターは、毛束を少しずつつまんで鉄線部分に通す必要があるので、これだけでデリケートゾーン全体の処理をしようとすると時間がかかってしまうというデメリットはあります。ヒートカッターはムダ毛の焦げるニオイが発生するので、お手入れの際は換気しやすい部屋で行うのがおすすめです。
ヒートカッターのポイント① ヘッドを使い分ける
ヒートカッターには、様々なヘッドの形状があり、処理したい部位によって使い分けることが大切です。
・Vライン用
広範囲のアンダーヘアを効率的に処理できる、ヘッドの大きいシェーバーがおすすめ
・IOライン用
小回りの利く小さめヘッドが最適。また、IO用のシェーバータイプを選べば、刃が肌に直に当たらないようガードが備え付けられていたりするので、安心して使えます。
ヒートカッターのポイント② メンテナンスしやすいものを選ぶ
デリケートゾーンを処理するので、使用後のお手入は欠かせませんよね。カットした毛が入り込んで取り除きにくいものは、日々のお手入れが億劫になってしまいがち。そのため、ヒートカッターを選ぶ際はメンテナンスのしやすさも重要です。
ヘッドの凸凹が少なければ、毛が挟まったり詰まったりしにくく、お手入しやすいのでおすすめです。
カミソリ・電気シェーバーで処理する場合
カミソリを使う場合は、泡立てたせっけんやシェービングクリームを使用し、肌を傷つけないようにやさしく毛流れに沿ってシェービングしましょう。処理した後は、保湿も忘れずに行ってください。
一方、電気シェーバーの場合はせっけんやシェービングクリームは不要。毛の流れに逆らって剃っていきます。処理後の保湿はカミソリ同様しっかりと行いましょう。
カミソリ・電気シェーバーのポイント① まずはハサミで前処理を
アンダーヘアが長い状態でいきなりカミソリや電気シェーバーをあてようとすると、うまく剃毛はできません。まずは、ハサミである程度短く切っておくことで、アンダーヘアは各段に剃りやすくなります。
カミソリ・電気シェーバーのポイント② お風呂あがりに行う
アンダーヘアは、「硬い」「太い」のが特徴。無理に処理してしまうと、肌にダメージを与えてしまいます。お風呂あがりに行えば、毛が柔らかくなるだけでなく皮膚も柔らかくなるため、ダメージを最小限に抑えることができます。
脱毛ワックス・除毛クリームで処理する場合
脱毛ワックスで処理する場合は、脱毛したい部分の汚れや洗い流した後、ワックスを塗ってシートで覆います。そして、勢いよく剥がすだけで完了です。お手入後は念入りに保湿するようにしましょう。
脱毛ワックスの場合、毛根から一気にムダ毛を抜き去るため、ムダ毛が伸びてくるまで時間がかかります。カミソリや電気シェーバーに比べると、毛が伸びてきた際のチクチク感が少ないのがメリットです。
ただ、勢いよくシートを剥すので、強い痛みを伴い、皮膚へのダメージも大きいのが難点。また、広範囲にワックスを張ることはできないので、少々時間がかかります。
除毛クリームの場合は、お手入したい部分にクリームを塗布し、指示された時間放置した後に水で洗い流します。流し終わったら、脱毛ワックス同様しっかり保湿しましょう。
除毛クリームはチクチク感が少なく、カミソリ負けしやすい人でも安心して使うことができます。ただ、除毛クリームが肌に合わない場合は、炎症が起きたり肌荒れを感じる人もいます。また、粘膜を痛める可能性があるため、アンダーヘアのお手入れは一般的にはあまり推奨されていません。
脱毛ワックスのポイント 脱毛後のケアがとても重要!
脱毛ワックスで処理を行うと、お手入直後は皮膚が赤みを帯びてヒリヒリとたり、かゆみやほてりが現れる場合があります。そのため、「熱いお湯」「プール」「日焼け」など、肌に負担をかける行為は避ける必要があります。
また、入浴の際もゴシゴシと擦って洗うのではなく、泡でやさしく洗い、しっかりと保湿しておくことが大切です。
見えないところもしっかりと脱毛!脱毛サロンでアンダーヘア処理
ここまでは、自分でアンダーヘアを処理する方法をいくつか紹介してきました。でも、中には「自分でお手入するのは面倒」「うまくできない」という女子達もいるはず。また、「サロンに通おうか迷っている」という人も多いと思います。そこで、脱毛サロンでアンダーヘアを処理するメリット・デメリットも詳しくお伝えしていきたいと思いますね♪
脱毛サロンで処理するメリット
メリット① 肌へのダメージが少ない
カミソリや電気シェーバー、脱毛ワックスなど、様々な自己処理方法はありますが、自分でお手入するとどうしても肌へのダメージは大きくなってしまいます。また、お手入れ後も毛は必ず生えてくるので、お手入の度に肌に負担をかけてしまうことに…。一方、脱毛サロンでは、肌をいたわりながら施術してもらえ、アフターケアも充実しているところがほとんど。そのため、自己処理に比べると肌へのダメージを最小限に抑えることができます。
メリット② 自分では見えない部分を処理できる
IラインやOゾーンは、自分で直視できないので、自己処理では完璧には処理しきれません。また、無理な体勢で処理することになるので、肌を傷つけてしまうリスクもあります。脱毛サロンなら、この道のプロが的確にお手入してくれるので、毛が残ってしまったりチクチクするなどの不快感もゼロ。安心・安全に処理することができます。
メリット③ 自己処理のストレスから解放される
アンダーヘアを自己で頑張って処理しても、すぐにムダ毛が生えてきてしまうので、とっても面倒。脱毛サロンでお手入すれば、施術内容にもよりますが2~3週間はお手入れの必要がないので、自己処理のストレスから解放されます。
脱毛サロンで処理するデメリット
デメリット① 費用が高い
アンダーヘアを自己処理する場合は、カミソリや電気シェーバー、脱毛ワックスの道具をそろえるだけでよく、抵コストで行うことができます。一方、脱毛サロンに通うとどうしても費用がかさんでしまいます。
デメリット② 予約が取りづらい場合がある
サロンの混雑状況にもよりますが、人気店の場合は、「自分が通いたい時間帯になかなか予約が取れない」ということが結構あります。特にデリケートゾーンの脱毛は、生理中のほか、妊娠中、授乳中も施術を行うことはできないため、通える日はさらに制限されます。通いたいと思う脱毛サロンがあれば、自分が通いたい曜日や時間帯の混雑状況を予め確認しておくと安心です。
デメリット③ 施術中は恥ずかしい
一番ネックになるのは、「他人にデリケートゾーンを見られるのは恥ずかしい」という感情ではないでしょうか。「私は毛が濃いから…」「色素沈着がひどいから」など、コンプレックスを感じやすい部位だけになおさらだと思います。
でも、実際に施術を行うスタッフさんは、年に数百、数千人のデリケートゾーンの施術を行っているため“何とも思っていない”のがほとんどです。また、顧客の恥ずかしさはサロン側も熟知しているので、お客様に恥ずかしい思いをさせないような様々な配慮がなされているサロンがほとんどです。
サロンによっては、施術を行うスタッフを毎回同じにしてくれる場合もあるため、カウンセリングの際に事前に相談しておくとよいでしょう。
アンダーヘアの処理方法まとめ
この記事では、自宅でできるアンダーヘアの処理方法や、脱毛サロンで処理するメリット・デメリットを詳しく解説してきました。
アンダーヘアを自己処理する場合は、コストを最小限に抑えることができるのがメリット。ただ、どうしても肌へのダメージは大きくなってしまいます。
「とにかくキレイに処理したい」「自分で処理するのが面倒」という人は脱毛サロンが向いていますが、費用は高いのが難点です。
そのため、最初からサロンに通うのではなく、まずは自己処理というステップを踏んでから、必要に応じて脱毛サロンを利用するのがおすすめ。まず自分でやってみることで、自分にあった処理方法や理想の形、理想のお手入れ周期が分かってくるので、脱毛サロンを利用する際に、その経験や知識が活きてきますよ!